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2019年現在、東京都西東京市の公示地価は31万1,128円/m2です。
地価にかんするデータは1983年から36年分あり、西東京市の平均地価は2005年の268,289円/m2から2008年に312,256円でピークを迎え、そこから2012年まで一度下落。2013年から再び右肩上がりになってきています。
2018年からの変動率は最新公示地価で+2.20%、最新基準地価で+2.40%、土地代総平均だと+2.11%で全国順位94位/1,736市町村です。
西東京市の中でも特に地価が高くなっているのは田無駅周辺です。田無駅は西武新宿線の始発駅であり、座って通勤できるというメリットのある駅で人気があります。
都心近郊のベッドタウンとしての性質を持ったエリアであり、市内を通る高速道路はないものの北へ抜ければ関越自動車道、南へ抜ければ中央自動車道があります。郊外へのアクセスもそこまで不便ではないでしょう。
田無駅周辺だけが大きく上昇している最大の理由は「金利の低下」です。
2013年4月から日銀が異次元緩和政策を始め、これによって金利が大きく低下しました。
金利が低下すると、同じ返済額で何割か高い物件を買えるようになります。
例えば、フラット35で期間35年・月返済額10.4万円とした場合、購入できる不動産は3,000万円から3,500万円まで上がります。
同じ金額で通常よりも高い物件が買えるならそちらを選びたくなるのが人間心理というもの。
結果、郊外で安い物件を探す人よりも買い物や外出に便利な駅近のマンションを選択する共働き世帯やシニア層が増えたことで、田無駅周辺の地価が上昇したのです。
経済・金融情報を配信しているブルームバーグが経済の専門家45人にアンケートをとったところ、その半数以上が「2~3年以内に限界がくる」と回答しています。
アンケートは2018年6月に実施されたものなので、経済の専門家の見解に基づくと低金利のピークは2020年前後となるでしょう。
住宅ローンに金利タイプに注意しましょう。
住宅ローンには大きく分けて「固定金利型」「変動金利型」があります。
固定金利型は低金利のときに借りれば、金利が上昇したときも影響を受けずに済みます。ただ、借入時より金利が低下しても、金利は低くなりません。
変動金利型は金利が下降しているときは、返済額も少なくなります。金利が上昇すると返済額が増え、資金計画が難しくなるでしょう。
いずれを選択するにしても、自分のライフスタイルに合わせた返済シミュレーションが大切です。また、お金のことをひっくるめて相談できるファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーが在籍している不動産会社を見つけるようにしましょう。
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